保険会社やトヨタを含めて、政策保有株をどんどん売っていくことを決め、そのためのファンドができたり、盛り上がりを見せています。なぜこんなことになっているのかというと、株主重視とかPBRを重視するとか、いろいろな理由が挙げられますが、すごくシンプルです。

上場企業の株式は誰でも直接購入できるわけで、それを上場企業が買っても余計なコストがかかってしまうだけです。以上です。

マーケット平均を上回る利回りをあげれば、上場企業が上場企業株式を持ってもよいのですが、事業会社が株式投資をするよりも稼げる投資先がないなら、株主へ還元せよ、となります。株式会社の仕組み的には、はい、そうですか、と受け入れざるを得ない、という流れです。

Insurance companies, Toyota, and other firms are deciding to sell off their policy-holding stocks, leading to the creation of dedicated funds and increased activity. The reasons include a focus on shareholder interests and PBR, but the fundamental reason is straightforward. Since anyone can directly purchase listed company stocks, it incurs unnecessary costs for listed companies to hold such stocks. Therefore, companies are urged to return profits to shareholders. If a company can achieve returns above market average, it might hold such stocks; otherwise, they must yield to the structural necessity of returning value to shareholders.

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。