カーライルがケンタ、日本KFCを買収します。
KFCの筆頭株主は、三菱商事で３５％程度、買収の手順としては、TOBで株を買い集めたあと、スクイーズアウトで持ち株を増やし、最後に三菱商事から３５％相当の株式を買って、買収完了、KFCは非上場になるということです。トータルで1,300億円の投資となります。

直近の業績では通期で売上が1,100億円程度、純利益が45億円程度ですから、1,300億円の買収総額はPER相当で、29倍相当です。日本マクドナルドHDのPERが32倍程度なので、飲食チェーンとしては合理的な水準といえるでしょう。

カーライルはファンドですから、近い将来に再上場させることにexitを図るのが王道です。
KFCは純資産が300億円程度で、キャッシュ残高も300億円程度あります。無借金ですから、この300億円は1,300億円の企業価値を構成していると考えてよいでしょう。そうなると事業価値は1,000億円、こうなるとPERは22倍です。

exitの際の企業価値を2,000億円とセットすると、PER30倍で67億円の純利益が必要ですが、300億円の純キャッシュを回収してしまえば、1,700億円の時価総額でOK、そうなると56億円の純利益となり、25%増で済む計算になります。

この計算でいくと２−３年間でexitする算段が立っていそうな感じがします。

ーーー以下、ChatGPTによる英訳ですーーー

Carlyle is set to acquire KFC Japan, with Mitsubishi Corporation currently holding a 35% stake. The acquisition involves a total investment of ¥130 billion. KFC Japan’s recent annual revenue is approximately ¥110 billion, with a net profit of ¥4.5 billion, making the acquisition’s P/E ratio around 29, which is reasonable compared to McDonald’s Holdings Japan at 32. Carlyle aims to eventually exit through a re-listing. KFC Japan has a net asset value and cash reserves of around ¥30 billion, making its business value about ¥100 billion. Achieving an exit strategy in 2-3 years with increased profitability appears feasible.

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