日本生命がコアブリッジ・ファイナンシャルに6,000億円出資、20％議決権をとり、持分法適用会社とするということです。

対象会社であるコアブリッジ・ファイナンシャルの直近の純利益は1,300億円ということですから、持分法を適用すればその20％の260億円が持分法適用による利益とされます。それを6,000億円で買ったわけで、PER換算すると25倍程度となります。

決して安い金額ではありませんし、日本生命がこれからやらなければならないことは大きく２つです。

持分法適用会社は、あくまでも出資で、支配権をとっているわけではありませんので、影響力をあげ、日本生命が主体的に経営をしていくには、議決権の過半数を狙いにいく必要があります。当然、もっともっと金がかかることになります。

もっと金をかけるためには、対象会社でもっと稼ぐ必要があります。日本生命が、これまでよりもコアブリッジ・ファイナンシャルの経営をうまくやり、業績をあげていく必要があります。

言うのは簡単ですが、実践の難易度は極めて高いことです。これは日本生命だけの問題ではありません。
そして、その具体策を考えて実践するのは、言うまでもなく投資銀行でも、コンサルタントでもなく、買い手そのものなのです。
買収やM&Aは目的ではなく手段であることは間違いありません。

ーーー以下、ChatGPTによる英訳ですーーーー
Nippon Life is investing 600 billion yen in Corebridge Financial, acquiring a 20% voting stake and making it an equity-method affiliate. Corebridge Financial’s recent net profit is 130 billion yen, so Nippon Life’s share of the profit will be 26 billion yen. This investment implies a price-to-earnings ratio (PER) of about 25 times, which is not cheap. Nippon Life must now aim to increase its influence by potentially seeking a majority stake and improving Corebridge Financial’s performance, a challenging task. M&A should be viewed as a means to an end, not the end itself.

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