毎日のように買収やMBOがニュースとなり、そこには外資系のファンドの名前もよくでてきます。
また、事業承継ファンドも外資が関心を示すようになっていることはとてもよいことです。

本誌では繰り返し申し上げていることなのですが、買収後のことを考えると、ファンドを含めた金融業者は、転売で投資を回収して、稼ぎます。
事業会社へ売却をする、あるいは、上場させる＝一般株主への転売、ということです。

そして、当然高値で売却を狙い、実行していきます。

そのあと、誰かが経営を続けて、その期待値に沿うような実業をしていかないといけないのです。
その点を無視していては、ババ抜きをしているようなもので、これを避けないと、結局、M&Aって何にもならなかったな、ということだけに終わってしまう未来が容易に想像できます。

ファンドや金融業者が悪いのではなく、その後を誰が、どうやっていくのか、それができる人や組織がどこにあって、何をするのか、という具体的な要件整理を見落としてはいけない、ということなのです。

ーーー以下、ChatGPTによる英訳ですーーー
The frequent news about acquisitions and MBOs, often involving foreign investment funds, indicates a growing interest in business succession funds. It’s important to note that financial entities, including funds, typically aim to recoup investments through resale, either to business corporations or through public listings. However, it’s crucial to consider who will continue managing these enterprises post-acquisition to meet projected expectations. Ignoring this aspect can lead to a shortsighted approach to M&A, where the primary focus is on immediate financial gains rather than sustainable business growth. Therefore, it’s essential to ensure there are capable individuals or organizations to take over and effectively manage these businesses post-acquisition.

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。