JR東、京王が銀行業へ参入するということです。
バックは住信SBI銀行です。BaaSとして、こうした異業種へ銀行業への展開を持ちかけています。

イオンは自立して、銀行業を実施、預金を集め、住宅ローンとしての貸付で運用し、成果を残しています。
住信SBIも同じ戦略です。

住宅ローンは銀行、信金などの伝統的な金融機関がかなりの残高を持っています。
そこから、イオンなどのネット銀行が契約を引っ張ってくるという構図です。

ユーザーにとっても有利な条件となることが多く、悪いことではありません。
まだまだ、融資残高もありますから、しばらくは安泰でしょう。

しかし、せっかく集めた預金を融資でどう運用していくのか、という点については長期視点で見ると課題があります。
シリコンバレーバンクは、預金が集まりすぎ、債券で運用していたところ、債券の暴落により、破綻してしまいました。

また、どれだけ資金を集められるかも課題となりますが、ユーザーにとっては選択肢が増えることはよいことです。
シニア層以外は、ネット銀行をすでに使っているかたは多いでしょう。それでないかたが、不測の不利益を受けることがないように、という点はくれぐれも注意が必要です。

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