ゼンショーが勝負をかけています。
M&Aも加速させて、世界展開を攻めていきます。

基本的なコンセプトは標準化で、セントラルキッチンで製造、集中購買で購買の効率化を徹底的に図っています。
そのノウハウを買収先にも活かして、業績を伸ばすというやり方です。

以下の日経新聞では、マクドナルトやスターバックスと比較すると収益性が劣っているという指摘がありました。

規模はこれからですが、ROAも全然低いわけです。

これを本当のターゲットにするのであれば、値上げやFC化を徹底化すること、そしてビジネスを絞り込むことでしょう。
マクドナルドとスターバックスが実践していることに他なりません。

ROA、時価総額が大きいことは投資家にとって素晴らしいことです。
一方で、値上げは消費者にとっては歓迎ではありません。

このバランスをどうとっていくか、これは大きな問題です。

金持ちが徹底的に金持ちになって使い切れないほど裕福になることもよいでしょう。
その金をどう使うのか、投資家だけを見て経営をするのが難しいのであれば、マーケットに頼らない非上場経営もあるでしょう。

規模をとるということは、多くの顧客に製品やサービスを提供できるということで素晴らしいことです。
一方でビジネスはそれだけであって、他はいらないわけではなく、この環境で自分たちがどこへ進むのかを自分の責任で見極め、判断し、実践していくことが必要なのでしょう。

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。