リスキリングはとても重要です。
とくに大人のリスキリングはより大切です。

しかし、若いときと違うことがあります。時間が限られていますし、体力が落ちています。
無理がきかないということと、ゼロから1,000時間単位の時間をかけてスキルをつみあげるということは、多くの大人にとって簡単なことではありません。

選択肢として、それだけの時間と労力をとるということがあります。５年間単位で考えればそれも不可能ではないでしょう。

次にこれまでのスキルや経験を元に、そこに上乗せをするのです。
目標はその道のプロに正しい質問ができるレベルです。

たとえば間接部門の方がマーケティングを学ぶ場合などです。
素人がマーケターとして稼ぐには相当の経験と知識が必要です。では法務担当の方がマーケティングを学ぶ必要がないでしょうか。

契約書のレビューをするときに、リスクを最小限にするのが法務担当の重要な業務です。
一方で会社は稼がないといけません。なぜ、こんな投資やコピーを使うのか、そこから期待される効果はどの程度あるのか、これを理解したうえで契約書のレビューをすることができれば、共通言語ができたことになるのです。

世の中で起きている多くの問題は、部分最適にすぎるケースが多いのです。
これを全体最適へ近づけていくには、部門間のコミュニケーションが円滑化されることが必要で、そのために共通言語を持つことが必要、それを目的として大人が学習すると、その目的に近づいていきます。

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