ヤマトが宅配サービスの一部をとりやめることにより、個人事業主との契約が終了となり、問題になっています。

細かい対応方法など課題はあると思いますが、いくら企業努力をしても十分に稼げない業務は、民間では継続できません。
理由は値上げが難しいことも大きいでしょう。

それでも必要なサービスは官がやるしかありません。
成長産業への加担も重要ですが、それは民間、そして営利企業のフィールドです。やる人、やりたい人はいくらでもいます。

一方で、民間の都合により、困る人々のフォローは官でないとできません。
その官のフォローには、援助も当然ですが、次にどうやって稼いでいくのか、ということを身につける支援をすることです。
かっこよくいうとリスキリングなのですが、実際には泥臭い、地味な工程です。そんな工程をやり切るには、「努力をする」という基本を忘れては難しい。

官の役割として、厳しい立場、環境にいる人たち、事業を経済的にサポートするとともに、次の手を彼らが打てるように準備をしてもらえる環境を作ることが重要で、それは民間にはできないものですから、官がより一層優先順位をあげて取り組むとともに、「努力する」ことの大切さを、あらためて伝え続けていくことが必要なのでしょう。

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