コストコが消費税の処理間違いで、１４億円の申告漏れがあったこと、外形標準課税の基準が資本金で判定されるため、減資をして、資本金を１億円未満にして、節税をしようとするのはけしからんので、制度を変えよう、と税金絡みの話題があります。

コストコについては、悪いのはミスをしたコストコです。
だからすぐに認めて修正申告、納付をしているわけです。

しかし、特に観光客相手の非課税売上が多い事業がミスが多いのです。
パスポートとビザ要件が電子化され、データでもっていればそのパスポートのデータをスキャンすれば、ミスなく処理できれば、偽造以外はミスはおきませんが、そうはなってのでしょう。

また軽減税率もややこしいです。コストコの場合には、土地の譲渡も課税にしていたようで、これはさすがにマズイのではと感じますが、とにかくややこしく、ミスが起きて当然のルールで運用がされていることは間違いありません。

外形標準課税の資本基準も、そりゃ誰だって、資本金減らすよ、というルールです。

国のルールは、法律です。立法府は国会です。国会ではこうしたことを決めないといけません。
そうすると、そもそも地方から選出されて地方の利益を代表しなければならない今の仕組みでは限界があり、制度疲労を起こしているということなのでしょう。

そのときには運用を責めるのではなく、ルールそのものの見直しを優先しないといけません。それがリーダーの役割のはずで、だからこそオペレーションの達人だけがリーダーであってはいけないのです。

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