人的資本経営、サステナビリティについては、企業の関心も高く、経産省を始めとする国も研究、啓蒙、支援に力をいれていることは間違いありません。

人的資本経営といえば伊藤レポートということになるでしょう。

経産省：「人材版伊藤レポート2.0」を取りまとめました
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220513001/20220513001.html

あらためて、その内容を確認しても、「プロよ、経営を学べ」がその本質なのだと思います。

人事のプロは手続きのプロであるだけで足りない、経営にどう関与するか、企業はその機会を作れ、ということなのでしょうが、限界もあります。

プロが経営を知ることが最優先でしょう。

部門レベルでいうと、ウチの社長はアホか、役員も何やってんの、という不平不満はたくさんあるでしょう。

しかし今の経営環境で生き残っている企業であればトップがただ遊んでいるだけでは会社が持ちません。
満点ではないかもしれませんが、彼らも頑張っています。経営を知れば知るほど、中には起業したくなる方もいるでしょうし、もっと多くの方は経営者の厳しさを知ることになるはずです。

そして、自分がその厳しい環境にいる経営者をどうやって具体的な助けていくのか、ということが明確になっていけばいくほど、人材としての希少性があがります。

経営者がいう「人がいない」というその「人」はそういう人材を指していることが多いと思うのです。

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