赤十字の予算が１３％削減され、ジュネーブ本部の２７０名が削減対象となるということです。
主な原因はアメリカなどの主要国からの拠出が減ったこと、ということです。

削減額は４．２億スイスフラン、日本円でおよそ７００億円で、２７０名の人員削減ではとても足りません。
削減の全体予算は２４億スイスフランということですので、約４，０００億円。その中で７００億円減ったら、活動には相当な影響が出ることは間違いありません。

一方で世界中に知れ渡るとても重要な人道支援を行う団体の予算が、各国の考え方１つでブレるというのも恐ろしいことです。WHOが偏った考え方、行動になってしまったように見えたのも、資金の出処の言う事を聞かないわけにはいかなかったことが原因の１つではあったはずです。

赤十字の中がどうなっているのかわかりませんが、どれだけ正しいことをしようとしても、資金がなければ続きません。NPOであっても運営資金がなければ活動できません。当たり前ですが、これだけは忘れてはいけません。結局、やりたいこと、達成したいことができなくなってしまうからです。

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