週末に色々な人と会って話をしました。
人間関係の悩みも多く、世の中のいざこざというのは人が起こしていることが多いなとあらためて感じているところです。

たとえば上司に、実は会社をやめたいんだ、と相談をしたとしましょう。
上司は、君の将来を考えると、まだやめるにはもったいない。ウチでもっと経験を積んでから考えなおしてもいいのではないか、と引き止められたとしましょう。

これが本当に誰のためのアドバイスなのかをしっかり考えてみると、上司は当然、自分のチームのレベルを維持、さらにアップさせる責任を会社に対して負っています。したがって、戦力であるあなたを失うことは上司にとって損なのです。そのうえであなたを引き止めているわけです。

その前提で本当にあなたの未来を考えているのかどうか、ということを見極めなければなりません。

たとえば家業を継ぐために実家に戻ってきてほしい、というケースはどうでしょうか。
最優先は家業の継続ですから、家業を継ぐ、お子さんの利益は最優先事項ではありません。自分は最優先ではないことを理解したうえで、それでも自分でやってやろう、自分が犠牲になっても構わない、あるいは犠牲になんかならん、もっともっと家業を繁栄させてやるぜ、と決断すれば問題はないのです。

それをあなたのことを考えてとか、ごまかそうとする、あるいは自覚なくごまかそうとする人が結構いるので注意が必要ということです。

そのアドバイスは相手ではなく、自分のためのものなのではないか。

これはアドバイスをする場合にも、される場合にも、絶対に強く意識をしておくべきものだと思うのです。

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