中小企業の倒産が増えてきています。人手不足が大きな原因の１つということです。特に飲食店の人手不足が深刻でそれが引き金となって倒産が増えているということです。

たしかに人手不足は深刻で、経営者のモチベーションが下がったり、定休日を本来は作りたくないのに、設定しなければならなかったり、影響は甚大です。

しかし、人が足りないということは仕事はあるはずで、人手不足が売上減につながることはあっても、仕事があって、人がいない、だから倒産というのは理屈で考えるとおかしいのです。

実際には、仕事はあるが、とても稼げそうもない条件での仕事であり、だから給料を含めて待遇が悪く、人が集まらないという実態があります。たしかにこの条件でも人がとれないのか、と感じる厳しい環境はあります。しかし、それだけの条件が出せる企業は、人がとれない＝倒産、となるほど稼げていないわけではないことがほとんどです。

感覚でなく、数値を見て、どこまでであれば稼げるのか、どこまでであれば人材に資金をかけられるのか、といった定量的な判断がこうした環境のなかではより一層重要となってくるはずなのです。

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