札幌のバスが減便になり、利用者がとても困っているということです。一方でバスの運転者は給料が安く、成り手がいません。
バスや電車のような交通手段を、公共交通機関と言ったりしますが、一部の公営を除き、民間が運営しています。儲からないと継続ができません。

公営で、国や自治体が運営するとしても、その予算は必要です。
国の財政は大赤字で、GDPに対する債務比率は２５０％を超え、全世界でぶっちぎりの借金大国です。
余裕は国には一切ありません。

公共＝タダではないのです。

経済が右肩上がりのときには、公共＝タダに近いものがあったのでしょう。
しかし、とっくに時代や環境が変わっています。

ギリシャがあまりにもひどい財政であったのですが、最近挽回してきています。賃金カットをし、輸出比率を高め、インバウンド需要を徹底的にとるといった痛みを伴うが、結果の出せる施策を打っています。これはIMFやEUから相当なプレッシャーがかかったことも要因です。日本にはそういった外圧がなく、問題が先送りになり続けています。

根本的にはそんな実態を多くのかたが把握していないことです。
教育の重要性をあらためて感じさせます。そして教育の基本を決めているのも国なのです。

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