ブラックロックがESGという用語はも使いません。理由はカクカク・シカジカ、という記事でした。
彼らの主張は日経電子版オリジナルの記事をご覧いただければと思いますが、これはシンプルです。

ブラックロックは運用会社です。顧客から預かった資産を運用し、増やすことが目的です。

その運用のなかで、ESGという用語をもとにESGを軽視する企業、団体には資金を出さない、という方針を打ち出すのですが、その前提として、稼ぎ、資産運用に有効な相手であることが前提です。

ESGという用語が独り歩きすると、「稼ぐ」ということが軽視、あるいは無視されることもでてくることでしょう。そうなると、ブラックロックの本業に何の影響もしないというか、悪影響さえあります。そうじゃないのよ、ということなのでしょう。

多くの人にメッセージを届けるにはショートメッセージが有効です。
しかし、それは本質を伝えきれず、誤解や悪用することにつながることも多いわけです。

ブラックロックのもういいや、という気持ちが伝わるメッセージと本誌は受け取ったわけです。

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