ソフトバンクグループの業績はあいかわらず悪いのですが、要はどんな状況なのでしょう。
キャッシュ・フローの分析などもとても重要なのですが、なんでこんな赤字で、どうなっているのか、という点はセグメント情報を確認しておくとよいでしょう。

同社の直近の決算短信（https://group.softbank/system/files/pdf/ir/financials/financial_reports/financial-report_q4fy2022_01_ja.pdf）のP.56にセグメント情報がありますので、引用しておきます。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

赤字の要因はファンド事業で４兆円以上の赤字であり、これをアリババ株売却などで３兆円以上の利益を持株会社投資事業で出して、ア穴埋めをしようとしています。いずれも投資にかかる事業であり、広く言うと金融業です。これで１兆円以上の赤字です。

これに事業会社、携帯電話のソフトバンクと、アーム事業で６，０００億円程度の利益をあげていて、営業利益ベースでいうと４，６００億円程度の赤字、最終利益でいうと金融費用などもかさみ、１兆円近い赤字がでているという構図になっています。

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