本誌は月２回、BBTアウトプットgymというプログラムで、話をしています。
https://outputgym.bbt757.com/

昨日はイオンの決算について１時間話をしました。
ご興味がある方はぜひ↑からどうぞお申し込みください。

イオンの直近の決算短信は以下のとおりです。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8267/tdnet/2261388/00.pdf

セグメント情報について以下に引用します。
＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

GSMというのがスーパーのイオンです。３兆円以上売り上げて、利益が１４０億円です。これも久しぶりに黒字化しました。SMはイオン以外のスーパーです。

利益を稼いでいるのは、金融、ディベロッパー、ヘルス&ウエルネスの事業で４００−６００億円程度の利益をあげています。

ヘルス&ウエルネスはウエルシアが中心で稼いでいるのですが、親会社持分以外が多く、最終利益の貢献は少なくなってしまっています。効率化を考えると、稼げないスーパー部門をやめる、縮小するという方法も考えられますが、それをやったら預金が集まりませんし、カード、キャッシングの利用も稼げません。またイオンモールがなければディベロッパー部門も成り立ちません。

そんななかで３兆円以上の売上をあげて利益率が２％いくかいかないか、一歩間違えると赤字という事業を続け、そして稼いでいくさまというのはとてつもないバランス感覚が必要です。

そもそも３兆円以上の売上を作り、利益管理をしていくというGSMやSM事業の経営もとんでもないレベルの経営力、実践力が必要です。これが普通に考える経営力です。

さらに全体を見据え、利益がとれなくても、兆円単位のオペレーションを継続し、稼げる飯の種を探しながら、結果を出すイオングループ全体の経営というのは、それをさらに上回る経営力がといえるでしょう。どこをやめて、どこを伸ばすのか、さらにどこを我慢するのか、という視点での采配が必要になってくるわけです。

これだけ儲からないGMSを続けてくれるイオンには感謝をしなければならないのではないかと感じるわけです。

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