ChatGPT（チャットGPT）に規制をかける？これは理解できます。アウトプットを得るためには情報を入れないといけません。よく考えてみると、これはグーグル検索でも同様のリスクがあるわけですが、サマリーや翻訳機能を使うにはより多くの情報が必要となるため企業単位で情報漏えいリスクとのバランスをとるのは当然です。

ついでシンギュラリティについて、いつかAIが人間を抜く、追いつく、ということを示していますが、人間のメカニズムが１００％解明されているわけではありませんので、シンギュラリティの定義も難しいです。トラブルになるリスクを避けなければなりませんし、人類破滅へつながるリスクを排除しなければなりませんから、わたしたちはリスクにはより敏感になる必要があります。しかし、だからといってこの便利なツールを使わない理由はありません。

どうも学校が相当警戒をしているようです。ChatGPT（チャットGPT）にテストの答えを書かせたら困る、という発想です。
これを防ぐために分析ツールをいれよう、という考えもあるようですが、完全にナンセンスです。ChatGPT（チャットGPT）に合格点を出す課題をやめればよいわけです。

大量の情報を整理整頓して、アウトプットする技術は進化していくことは間違いありません。そこでは「自分で考えること」が圧倒的に重要になってきます。情報の真贋をとらえ、発想し、行動して、修正をしていく。このプロセスのすべてを単一のシステムで置き換えられることは現状では想定できません。

「自分で考えること」を開学以来、目標に掲げているBBT大学では、新入生が「自分で考えられる」「問題解決のできる人材」になることを目指すべく、４月から必死で頑張っています。

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本誌について
本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。