パソコンが売れていないという記事です。

アップルのマックは今年１−３月の四半期、対前年同期比で４０％減、ということでどうなっちゃんっての、というレベルです。
過剰在庫と景気後退が原因とされていますが、それだけのはずはありません。

もちろんスマフォシフトが原因だと思います。

スマフォはユーザーとしては圧倒的に使いやすいデバイスですが、制作サイドからすると、まだまだPCに優位性があるわけです。しかし、ツールの発展により、その優位性は当然のように薄まっていきます。

テキスト入力はPCが圧倒的に優位でありましたが、音声入力の精度は飛躍的にあがり、タイピングよりも効率的になってきます。クリエーターの方ももちろん高機能ソフトやディテール制作時にはPCの優位性があることは間違いありませんが、その優位性は薄まっていくはずです。

こうなると右肩上がりで販売台数を伸ばすことは相当難しく、成熟したマーケットの中でどうやって稼いでいくのか、ということを改めて考えなおさないといけません。一方で完全にPCがなくなることも考えにくく、残存者利益もおそらくあるはずです。

というように、どこかで落とし所をみつけて、判断、行動、結果を残していくのが経営であり、だからこそ難しいのではないかと思うのです。経営者がそれを認識して、実行するのは当然ですが、経営者を評価するスタッフ、投資家の方も、経営者の仕事を知り、彼らを評価し、協働できるときにはしていく、というスタンスを持つことが意外と大切なのではないか、と感じています。

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