この記事は国家のスーパーパワーについてふれています。
改革をするには、個人の力がメチャクチャ大きいのです。したがってとんでもないパワーをもったスーパーパワーが必要となることがあります。これは企業経営でも同様で、日本でも創業者の力で成長した企業もたくさんあります。

スーパーパワーの弱点は継続しづらいことです。それだけの人材が同じ国や企業で継続することは簡単ではなく、また仮にそのような人材がいたとしても、似たもの同士は衝突します。スーパーパワーはどこにいってもやっていけますから、他の国や他の企業に移ったり、自ら何かを立ち上げてしまうことも多いでしょう。

それではいかん、ということでパーパス経営が注目されるわけです。個人に頼るにではなく、チームで結果を残すためには原理原則が明確でなければいけない、ということなのでしょう。

パーパスの運用には、スーパーパワーが必須ではないものの、原理原則を理解し、行動しきれる人材が必要です。このような人材を本誌はフォロワーと称しているわけですが、こうした人材が圧倒的に不足していると思うのです。さらに、こうしたフォロワーをまとめられるリーダー、これもまた不足しています。

不足していることを認識すれば、あとはチャンスしかありません。どこを目指すのか、１人１人が腹落ちさせて、行動あるのみです。こうしたフォロワーやリーダーは引く手数多のはずなのですから。

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