答えのない時代とは、こうすれば必ずうまくいく、という時代ではないということです。
今がまさにそうで、上司や教師、親の言うことを聞いていればうまくいくとは限らない、下手をすると逆の時代です。そうなると行動すること自体が嫌になってしまうことも多いでしょう。それで逃げ切れるのであれば、何もしないというのも選択肢です。しかし、何もせずに逃げ切れる人はほとんどいないはずです。

その環境で大切なことはたくさんありますが、一番重要なことは「事実に素直になること＝ファクトベース」です。それは事実なのか？を常に問うことです。この習慣が身につくだけでも、大きな進歩を感じることができます。

次が行動することです。行動をすると、ネットで調べるだけではわからない情報を経験値として得ることができます。私達が一番重視している「事実」を多く知ることができます。これは会社でもそうです。取引先、顧客、社内の仲間と会い、話し、現場を見ることによって、それができない人との差がつきます。上司に対してアドバンテージをとるのはここです。上司は経験はありますが、時間がありません。すべての関与先を実際に見聞きすることはできません。したがって、担当者が上司を超える情報を把握できるチャンスなのです。

そして、論理的に考えるということが次に必要になってきます。なぜならばすべての情報を集めて判断できることなど、実際にはほとんどないです。限られた情報で物事を決めていかないといけません。その状況では、３つの情報を統合すると、こうなるはずだ、ということを順序だって考える必要が出てきています。

もちろんこうしたスキルを活かすためにはたくさんの知識も必要です。知識も使える知識です。使えるためには訓練が必要になってくるのです。

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