U-NEXTとParaviが統合、ロッテリアがゼンショーへ売却されます。

Paraviについては、利益が出ておらず、動画配信サービスビジネスのなかで規模をとっていく中で、パートナーを求めていた、ということでしょう。

ロッテリアについては買収金額も開示されていないのですが、普通に考えても業績が楽ではないでしょう。マクドナルドをはじめとして競合も強いですし、本当に厳しい環境です。その中でも生き残りをどう図るのか、ということを考えざるを得ない環境にいるということなのでしょう。

ゼロイチで企業を立ち上げる、いわゆる起業はチャレンジングなことです。しかし、一定期間経過後、採算が合っていないので、継続できない、あるいは困難というケースも多々あります。一定以上のブランド、顧客などがあれば、赤字でも今回のParaviのようにビジネスパートナーが見つかることもあります。しかし、ブランド、顧客、サービスなどが魅力的でなければ、パートナーは見つからず廃業するしか方法がなくなります。

続いて単体では成長余力がない場合です。資金不足、人不足、そして経験・ノウハウ不足で、自分たちではこれ以上の成長が難しい。より成長、発展できる力のある企業に売却をし、それを実現するというパターンです。ロッテリアがこれにあたるかどうかは、細かい情報がほぼ開示されていないので判断はできません。

いずれにしても企業単体がずっと維持継続、成長していくことは難しいことが多く、その場合に資本業務提携が重要な選択肢となるということなのです。

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