三井住友銀行が初任給を５万円あげ、金融業界も給与アップが連発します。
これは当然でしょう。物価高騰に加え、日本の平均賃金はあがっていません。それでできる人材を確保することは難しいです。
それにしても三井住友銀行の初任給が２５万円というのは、本当にできる人材をとるためのコストというと非常に低いです。

このあとに起こることを想定してみましょう。２５万円でできる人材を確保しつづけることはできず、給与はあげていかないといけません。一方で銀行は構造不況業種であり、そのなかで成果を残し続けられる人材は稀有であり、さらに競争が厳しくなるでしょう。銀行以外の金融業界でも同じような環境が想定されます。

１億総中流と呼ばれた日本産業会の強みは、若く、安い労働力が豊富にあり、その中で明日が今日よりよくなるという共通認識のもとに皆必死になって頑張ってきた結果生み出されてたものでした。

今、その強みはありません。人口ボーナスはありません。
その中でどう適応していくのか、それには知恵と仲間と行動力が必須です。

知恵がないと、どうしてよいかわかりません。
仲間がいないと、答えがない時代に不安しか残りません。
行動しないと、結果が出ません。

したがって、如何に環境が変わろうとも、それに適応できる、知恵、仲間、行動力を持てるように意識することがこれまで以上に大切になってくると思うのです。

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