物価高・人材不足で倒産が増加する一方、富裕層のインバウンド需要をとるために3,600万円のツアーがありました。

人材不足で倒産する、ということは冷静に考えるとないはずです。
現実には、仕事はあるが、人がとれないということで、獲得できるはずの資金が得られず倒産ということは、感覚的にはあるはずです。

問題は、働きたい条件を提示できず、人材の需給アンマッチが起きているのでしょう。
そんな給料、待遇で働きたくない、という感情と、そんなに払ったら企業としては採算があわない、という実態とのせめぎ合いになっているということです。

ここをどれだけ努力しても解消できない場合には、やはり辞める、撤退するということを考えないといけません。今の仕事を続けるしか選択肢がない、という状態になってしまうと、抜けられなくなります。

これを解消するには、やはり値上げなのでしょう。
何でもかんでも値上げはできませんが、値上げをしても受け入れてもらえるだけの付加価値なのか、感情なのか、信頼なのか、タイミングなのかを見計らっていかないといけないのが経営者の課題なのでしょう。

極端ですが、富裕層インバウンド向けに3,600万円のツアーを企画しているということです。
気持ちよく支払ってもらって、満足していただく、というのは綺麗事ではありますが、ビジネスの基本です。

その実現のためには、基本的なインプットはもちろん、発想、構想、実行力、が重要になってくると思うのです。

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