池袋西武にも進出するヨドバシの強さについての記事です。

売上より利益。リスクをとる。システム投資も相当力を入れ、ECへの取り組みも早く、５０円のボールペンも送料無料で運ぶ。
これは非上場であることもメリットとなっていることもよく言われています。

上場企業になると株主の目を気にして、短期的な視線での経営しかできない、と言われることがありますが、非上場であるヨドバシにはそのデメリットがない、ということです。

ヨドバシのような小売、B2Cのビジネスは上場による知名度のアップは意味はありますが、それよりも継続的な広告宣伝が効果的です。ヨドバシが上場していないから、他の上場している家電量販店よりも知名度が低い、ということはありません。

さらに資金調達という意味ですが、梅田、秋葉原、今回の池袋への出店ができるわけで、上場する必要もありません。したがって、上場する必要がない、ということでしょう。

短期的な視点での経営しかできないから、上場しない、というより、必要がないからしない、ということなのでしょう。
これだけの企業になると事業承継で相続、贈与税が大きな問題になりますが、ここにも手が打たれているのでしょう。純資産をあまり持ちすぎるととんでもない相続財産となるでしょうから、相当な借り入れもあると思われます。

トップダウンの事業はリスクのありますが、ヨドバシは一族での承継も進んでいるように見えます。

あとから見るとすごいことばかりなのですが、

売上より利益。
リスクをとる。
結果の出るところに集中する。

という基本的なことをやり続けているのでしょう。当たり前のことを当たり前にやる、ということが改めて重要なわけです。

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