3メガ銀の外債含み損4兆円 9月末、米金利上昇で急増とはどういうことなのでしょうか。

記事によると、金利が急上昇しているアメリカでは債券の時価が下がり、米国債を保有する日本のメガバンクの含み損が多額に出ているということです。

負債の時価を考えることになりますが、計算方法を細かく考えると混乱しがちなので、シンプルに考えてみましょう。

利息は１％の債券と１０％の債券があった場合に、皆さん、１０％の債券を買いたいし、欲しがるでしょう。
次に昨日までは１％の債券しか買えなかったのに、急に１０％の債券を買えるようになるとどうなるでしょうか。

多くの人は１％の金利の債券を売り、１０％の債券を買うはずです。

実際に国債や社債などの債券は市場でも売買されますので、このようなことが実際に起きてしまいます。
そうすると１％の金利の債券は大幅に値下がりします。１０％の金利の債券を皆欲しがるからです。

金額としては市場でいつでも１０％の金利の債券を買える状況であれば、それに相当する値下げをしないといけません。
これを具体的に算定するのが割引計算です。

というような状況がメガバンクで起きているということなのです。

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