ニチイ学館が談合で１億円以上の課徴金を課されました。

国公立病院の医療事務の受託業務での談合ということです。
病院窓口の業務受託はニチイ学館の主業務の１つです。プロ中のプロといってよいでしょう。
そんな中で談合なんてけしからん、という考えも理解できますし、何よりルール違反は許されるものではありません。

しかし、その大元にあるものは、発注元である病院の丸投げ体質です。

病院経営全体を考えた場合、当然窓口業務にかかる効率性、コストも厳しくチェックし、外注するのであれば、自分たちで責任をもって発注をしなければいけません。その発注先が談合であったということは、高いコストを負担しているわけです。それが私企業であれば、会社が損をすればよいわけですが、国公立病院ということは財源は国から出ているわけです。だからこそ取締がされているわけですが、経営者であることを病院運営者も責任を持つ必要があると思うのです。

談合はもちろん悪ですが、発注元でも自分たちに関係ないと決して考えず、丸投げをするのではなく、当事者意識をもって発注ができる人材確保、育成が必要なのだと思います。

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