地銀、信金が大企業の人材を中小企業へ紹介するということです。これはこれでよい取り組みですが、大企業から中小企業への　転職では、よくミスマッチがおきます。

一般的には大企業の出身者は上から目線で、態度が悪い、なんていうことはよく聞くミスマッチでしょう。

たしかにそうしたことはあるかもしれませんが、本質ではそこではありません。

中小企業の経営はほとんどが現場のオペレーションです。
役員であっても部長であっても現場でのオペレーションの役割がかなりあります。
しかし、大企業ではそうではないことが多い。

大企業の管理職は、現場での仕事から離れてしまい、時間がたってしまいます。
現場での業務ができなくなっていることが多く、それが上から目線、口だけだわ、という不満につながるのでしょう。

願わくば、現場での業務にも積極的に参加、部下の手本となり、さらに経営方針も提示できる、そんな人材であれば、中小企業にとっても大歓迎なのですが、そんな人材が簡単に大企業をやめることはありません。あったとしても、引く手あまたで、マーケットに出てくる前に知人間のネットワークで転職をしていくでしょう。

ひとそれぞれですが、
中小企業と大企業の役職者の違いは、どれだけ現場のオペレーションをこなせるのか、という点が一番大きいと感じています。

地銀・信金90超が大企業人材を仲介：日本経済新聞 https://t.co/LOGOzWqCO0

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) August 25, 2022

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