ソフトバンクグループが繰り返す法人税ゼロ税制見直し議論、という記事はもう日経読むのやめるわ、と思うくらいのトンデモ記事でした。

これは久しぶりにどうしようもない記事でした。

ソフトバンクグループが法人税ゼロを繰り返している、けしからんということなのか、、
さっぱりわかりません。

順番にいきましょう。

ソフトバンクグループとは、ソフトバンクグループ全体ではなく、持株会社です。
ソフトバンクグループという持株会社、親会社の元に事業会社がぶら下がっている形になります。
その事業会社では所得があれば当然納税しています。
したがって、ソフトバンクグループ全体でずっと税金を納めていないわけではありません。

次に、ソフトバンクグループでそんだけ利益をあげているのに、納税しないとは違和感があるという話ですが、なんでそうなっているのかを研究するのがメディアでしょう。

持株会社は事業会社を子会社に持ちます。投資もします。儲かったら、配当などで投資を回収するのはあまりにも当然です。そして、その配当は事業会社で、すでに納税をした、税金負担をしたものからしかできません。その配当に課税せよ、ってことは二重課税になるのです。

持株会社を認めた時点で、親子会社間の配当を益金不算入にするのはあまりにも当然です。
それを見直せというなら持株会社とか、連結経営などできません。素人を違和感を解消するためにそんな根本的な、基本的な原則を壊せ、というつもりなのでしょうか。

と述べてきて思ったのですが、

「素人の違和感を解消するための記事、政策」

が今の日本の問題の元凶ではないかと感じてきました。これを改善するには正しい情報を国民が理解することが必要です。メディアはその実現のために重要な職責を持っているはずです。

ソフトバンクG、繰り返す法人税ゼロ　税制見直し議論も: 日本経済新聞 https://t.co/TMvpT4KgEZ

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) August 19, 2022

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