任天堂の第1四半期（2022/4-6）の決算が出ました。
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2022/220803.pdf

減収減益ということですが、それでも営業利益を3ヶ月で1,000億円以上出しています。

この会社は長年、ハードとソフトのヒット、そうでない期間で売上、利益が大幅に上下します（https://www.nintendo.co.jp/ir/finance/highlight/index.html）。

そうした上下に備え、任天堂のバランスシートは果てしなく岩盤なのです。上記の決算短信から引用します。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

総資産２．６兆円のうち、キャッシュが１．１兆円、有価証券４，４００億円、合計１．５兆円以上の事実上、キャッシュを持っています。

純資産が２兆円。借り入れなしです。１，０００億円の赤字を出しても２０年間、耐えられます。

もちろんそんな資金があるなら投資せよ、という意見もあるのでしょうが、考え方でしょう。嫌なら任天堂に投資をしなければよいわけです。

時価総額は、２０２２年８月３日終値ベースで、７．３兆円です。
PBRが３倍程度、PERは年度の純利益予想３，４００億円をベースにすると２１倍以上で、マーケットからの評価も十分にされているのです。

 

任天堂、営業益15%減：日本経済新聞 https://t.co/ZOBJVzjJv8

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) August 3, 2022

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。