金利があがって債券価値が減少、債務依存では成長できないって、メチャクチャわかりづらいです。

金利があがったら、債券は魅力的ですよね。１％しか金利がもらえなかったものが３％もらえるわけで、そんなもの価値があがるに決まっているわけです。

この記事で価値が下がった、というのは既発行の債券です。債券も発行後、売買できますので、時価があります。
その時価を計算するときに、利率で割引計算をするのです。

簡単にいいます。１年前に１％の金利で社債を発行したとします。１年経って、世間の金利があがり、３％利息がもらえる債券がでてきたとしましょう。１年前の１％の金利の債券を買う人はいません。したがって、３％の金利に合うように債券自体を値下げしないと誰も買わない、したがって１年前に発行した債券の価値が下がるということです。

債券の価値が減少するから、債務依存の成長ができないのではなく、金利負担が大きいから債務による調達が難しくなる。

そう考えるとシンプルです。

世界の債券価値、半年で2300兆円減　債務依存の成長転機: 日本経済新聞 https://t.co/lTFmlyMWMs

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) July 18, 2022

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