三菱UFJが半導体などの在庫を買取、資金繰り支援サービスをはじめるそうです。

ざっくりいうと、在庫を三菱UFJが買取、必要なときに、企業に売る、というものです。
気になる点として、以下が考えられます。

・金融機関がそもそも在庫の評価ができるのか
・売却できない場合のリスクをどう考えているのか。

これがクリアできたとして、企業にとって、経済実態的に借り入れをして、在庫を持っているのと何が違うのか、という疑問も残ります。

金融機関がビジネスとして成り立つためには、金利相当分の手数料を高く設定する必要があります。
事業のプロでない金融機関が在庫リスクをとれるはずはなく、結局買取の責任は事業会社で一定以上負担をしないといけないはずです。

上記の前提でいうと、経済実態は貸付であり、在庫をバランスシートからオフバランスさせるための取引、とされれば、オンブックさせられる可能性もあります。

総論としてはよいアイディアだとは思うのですが、成功イメージがどうも明確に思い浮かびません。

三菱UFJ、半導体など在庫買い取り　資金繰り支援: 日本経済新聞 https://t.co/yKhMB8bvDo

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) July 5, 2022

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