インフレが進み、社会不安が増すなか、何をどうしてよいのか、わからなくなることもたくさんあると思います。
そんな中で、多くの皆さんと話をし、解決策を考える機会が日々あります。その中で感じたことをfacebookで書きました。
少しそれに加筆してみました。

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人間は変わるもんだ。日々、若く、才能ある、野心ある、不安ある、悩みある、若くないこともあるが、いろいろな話を聞いている。自分自身の学びも多い。それに答えるために自分もアップデートし続けていかないといけない。
ところで、人間が変わるってのはいくつかステップが必要そうだ。

１）必要なインプットを叩き込む
２）インプットを使いこなすように訓練する
３）素晴らしい事例、失敗事例を経験、学び、何が足りないか、認識し、自分に取り込む
４）日常生活の中でも意識があがり、ふとしたことからアイディアが生まれたり、解決策が思い浮かぶようになる

多くのケースは１）もできていない。この状態では何がわからないかわからず、不安ばかりが増える。
まず何がわからないか、わかるようになるために、インプットが必要なことは間違いない。義務教育はカバーしなければならない点はまずここではないか。

次に、１）ができただけでは、目からウロコが落ちた、考え方が変わった、と思うだけで、自分たちの思うような成果は残せないことが多い。意識高い系を生み出してしまうのは、１）だけを提供し、２）を放置しているケースだ。
２）には時間がかかる。センスの良し悪しはあることは間違いないが、２）は量がモノを言う。だから努力でカバーできる領域であり、チャンスだ。ただし時間がかかる。
２）については随分前にBBT大学でインタビュー記事にしてもらいました。

https://bbt.ac/faculty/interview/iv-ohara.html

なかなか２）には苦労するのですが、これをやりつつ３）自分が目標とすべきものに触れて、学ぶ機会を作ってほしい。
これは与えられるものではなくて、自分で探すもののような気がする。誰にとってもこれやっておけばよい、というものもないし、目標とすべきもの、人は個人によって異なるからだ。

３）はロールモデルともメンターとも呼ばれる。ここで重要なことは、彼らは万能ではあるとは限らない。
素晴らしいビジネスパーソンであるが、性格が悪い、口が悪い、酒癖が悪い、脇が甘い、など弱点があるひとも多い。そもそも完璧な人間は組織などそう簡単に見つかるわけがないので、悪い点ばかり焦点がいってしまって、あいつは駄目だ、とかあの人にはついていけない、となってしまうのも勿体ない。どうにも性格が合わないということは当然あるので、無理をする必要はないが、イラっとしたときに、その感情で見切ってしまってよいのか、悪い点以上に学べるところ、協力できるところがないのか、という視点を持つことも必要だ。

そうしたことの積み重ねで４）が徐々にできるようになってくるはずだ。

日米欧の生活費、1年で1割上昇　7倍速の物価高: 日本経済新聞 https://t.co/IRa5PhLpSG

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) June 14, 2022

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