Googleを運営するアルファベットの利益が落ち、株価が下がっているということです。

記事によると、
「広告事業は堅調だが、株式投資関連の損益が悪化」
ということですが、よくわかりませんので、原典にあたっておきましょう。

○Alphabet Announces First Quarter 2022 Results
https://abc.xyz/investor/static/pdf/2022Q1_alphabet_earnings_release.pdf?cache=d9e9d97

PL情報、セグメント情報を見ておきます。対前年比で営業利益＝Operating marginは増益ですね。セグメントを見ても、Google cloudなど赤字ではありますが、トータルでは堅調そのものです。減益要因は、other income(expense)で、これが60億ドルのほどの減益です。桁が大きいのでさらっといきそうですが、7,000億円ほどのレベルです。これが日経の記事で株式投資関連、といっていることなのでしょう。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

その株式投資関連損失というのがなんだかよくわからないのですが、投資キャッシュ・フローを見ると上場・非上場を問わず株式の売買を300億ドル＝４兆円ほど、３ヶ月でやっているんですね。そこではまあ損も出るでしょう。本業で稼ぎ、それを株式投資で溶かすというと悪そうですが、M&A、投資を含めてR&Dも行っているでしょうから、これは必要投資、研究開発費の一種と見て良いでしょう。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

 

アルファベットの1～3月、純利益8%減　広告は増加: 日本経済新聞 https://t.co/5p6Itgnofm

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) April 26, 2022

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。