ゴーゴカレーが事業承継型のM&Aで拡大を目指しています。これに対比されているのが、ココイチを買収したハウスです。この件については、以前、記事にしていますので参考にしてください。

○ハウスによるCoCo壱番屋の買収回収には28年間かかる
http://ma-japan.info/archives/4180

さて、ゴーゴカレーの事業承継型買収は事業拡大においてかなり有効な戦略です。
その中で２つの条件が必要でしょう。

本誌では繰り返し述べている

「売り手の経営力＜買い手の経営力」

ということです。おそらくこれには問題がないでしょう。

次は、

「あまりに高額で買収をしないこと」

です。地域に愛されているカレーショップの価値が高いことは言うまでもありません。しかし、あまりにも高い金額で買収をしてしまうと、投資案件としては失敗になる可能性が高いからです。

会社の売却には必ず理由があります。事業承継型の場合には跡継ぎがいないからであり、その場合には安心して任せられる企業や個人と出会うことが第一優先で、その後、金額を含めた売却条件が第二優先となることを忘れてはいけないと思うのです。

ゴーゴーカレー、目指す世界一　事業承継型M&Aで勢い　: NIKKEI STYLE https://t.co/lwMO2sKMpp

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) March 28, 2022

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。