預貯金が滞留し続けています。給料があがらない、社会保険が増え続ける、など理由はたくさんあるでしょう。
これを改善するには税制改正などが必要、という意見ですが、それだけで十分とは思えません。

税制優遇されても、例えば投資をしたあとに儲かった、その後の手取りが増えるだけで、そもそもリスク投資をしたがっていないわけですから、十分なはずがありません。

根本的な原因は、将来への漠然とした不安、そして万一のときに国が助けてくれるはず、という信頼感が薄いことでしょう。

この不安を解消することが、カネをまわすために必要な要素です。

その中で、コロナ、ウクライナ、円安、物価高、不安要素満載で、全然ダメな状態です。

政府は目先の対応、そして有権者の多数派である高齢者層優遇の政策をとります。これは多数決の弊害です。政治家になるなら、多数派の支持を得ないといけません。将来的にはこれを解消したいわけですが、すぐにはできません。

そうなると個人が対応をしなければいけません。自分で考えて行動する、ということです。
そしてこれが苦手なかたがほとんどであるため、今の状況を改善できないわけです。

一歩抜け出すには、自分が学ぶ、行動する、そして信頼できる相談者、場所を確保する、この３点セットが必要でしょう。

成長なき預貯金滞留：日本経済新聞 https://t.co/DeQsslX49m

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) March 17, 2022

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