いじめっ子気質のある独裁者やワンマン社長にあるいじめっ子気質とその背景にある純粋さについて考えてみました。

ワンマン経営者が売上必達といい、部下をボコボコにし、その圧力に負けて、粉飾決算をしてしまう。そのリーダーはよく部下をボコボコにするわけですが、なぜこれが継続するのでしょうか。

それは「売上必達」という目標が決して間違っていないからです。だからこそ、一定以上の部下がついていく。
しかし、「売上必達」にはいろいろな要素がかかわってきます。細かいことは省きますが、白黒はっきりつけるだけではなく、グレーな状態で進めていかないといけません。バランスをとってやっていく、と言い換えても良いでしょう。

ワンマンタイプに多いのが、いじめっ子気質です。

スタートはたしかに売上未達ということがあった。売上必達もわかる。だから攻め込まれても仕方がない。白黒はっきりするとこういうことです。だから叱責を受けるのは仕方がありません。という流れです。そのなかで人格否定とか、論点がかわることもよくあります。これが厳しい。

しかし、そもそもの目標は売上必達であり、それをどうしても達成させたいという純粋な思いもあることが多く、そこに共鳴する社員も少なからずいるということも多いのです。

多くの組織をまとめるときに、シンプルなメッセージは効果的です。しかし、世の中はドンドングレーに、複雑になってきています。組織運営がシンプルにいかなくなっているのです。組織やチームがもっと進化する必要がある一方、純粋にワンメッセージだけを遵守するだけのスタッフでは、こういう問題が起きてしまうか、組織が継続できない、という問題が生じる可能性が高いわけです。

この問題を解決するには皆が賢く、自分で考え、行動できる人材にならないといけません。そういう人材を集め、さらに組織編成に力をいれている企業のみが長期にわたって成長し、発展していく、そういうとてつもなく厳しい環境になってきていることを感じます。

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