カインズがハンズを買収するのはベスト

ルー大柴的ですが、そう感じています。
カインズはスーパーマーケットですから、東急ハンズのコンテンツをどう利用するのか、イメージできる部分もありますし、そうでない部分もあります。

買収の時期としてはカインズにとってはベストでしょう。コロナの影響をモロに受け、業績はガタガタ、サンシャインシティにあった池袋店も閉鎖するなど業績はどん底です。安く買える時期であることは間違いありません。しかし、リスクもある時期です。

カインズ自体が年商5,000億円の大企業です。カインズはベイシアグループ（https://www.beisia.co.jp/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E6%83%85%E5%A0%B1/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E7%B4%B9%E4%BB%8B）です。
ベイシアグループには、カインズだけでなく、ワークマンもメンバーです。ワークマンの最近の好調ぶりは顕著ですが、実は創業40年の老舗企業です。カインズも近年、急速に業績を回復させています。

このように小売に実績があり、長期視点で経営が可能な買い手で、さらに安く買える時期の買収であります。
結果はどうなるかわかりませんが、買い手としてはベストの選択をしています。

こうしたスタンスは規模の大小を問わず、お手本にしたい実例です。

カインズ、東急ハンズを買収　「ＤＩＹ文化を根付かせる」：朝日新聞デジタル https://t.co/tYph5fjqKS

— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) December 22, 2021

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。