M&A成功者のインタビュー 株式会社ADLIFE 代表取締役 大竹一彰 様

Q:当社(アルテパートナーズ)のサービスを選んで頂いた経緯は?

A:弊社の事業を売却しようという事を考えた時に、インターネットで色々と検索をしていく中でサイトの充実度やネーミング(会社、サイト)を含めて、しっかりやってくれそうな会社だと思ったので連絡をとりました。

Q:当社のサービスで不満や問題がありましたか?

A:実際に御社を含めて、もう一社に別の事業を売却にするためにお願いした経緯があるのですが、今となって両社を比べてみるともう一社の方に不満があったため、特に御社には出なかったです。

Q:当社(アルテパートナーズ)に対する印象は?

A:会社として事務所も綺麗でしっかりされていますし、大原社長を含めてスタッフの方の対応も良く、“安心してお任せできるな”と感じていました。

Q:整骨院の経営をされていましたが、売却をする前に経営上の問題はありましたか?

A:経営的に数字の部分で言うと、良かったのですが、既に私自身が整骨院の業務から離れていて人に任せていました。そのような中で整骨院のスタッフというのは多くの場合、“いつかは退職をして独立をしたい”という思いが強いものでして、そのような事(スタッフの退職)に関しての人材の補充というのが結構大変で、柔道整復師・鍼灸師という専門職の数は全国的に多いのですが、なかなか人材補充が難しいと感じたこともありました。
 今後、20年、30年この業種をやっていくとなると、この人材補充をしていくことは、私個人ではシンドイかな?と思った事もあり、売却を検討し始めました。

Q:店舗1店舗の中で、人の補充やスペア人材を用意するのは難しい事ですか?

A:そうですね。だれでも良いという訳ではなくて、必ず患者さん対してマッチングする人材をつけて施術しなければならないので、ただ資格さえ持っていれば誰でも良いというわけではないので、そのような事が難しかったです。

Q:その問題(人材補充・採用)については、解決できましたか?

A:知り合いや求人サイトなどを使って、合格点に達するような人と出会うことができて、その問題はクリアできました。

Q:M&Aによって、御社より大規模な会社に引き受けてもらえると、例えば多店舗経営なども可能になり、人の補充もしやすくなることもM&Aにおけるメリットというかより事業を発展させる機会になることもあると思いますが、大竹さんの場合もそのようなことはありましたか?

A:そうですね。実際に1個人と言いますか中小企業が整骨院経営をするとなると、やはり大儲けできるような事業ではないので、大変な部分があるのですが、母体の大きな会社が運営することにより、福利厚生の充実などを考えると弊社で社員として働かれていたスタッフの方々にとっても、より雇用形態も良くなるなどメリットが大きいのではと感じていました。

Q:M&Aが成功するまでにトラブルなどは有りましたか?

A:M&Aを考え始めて売却まで10か月ほどかかりましたが、その間に従業員が辞めたりとかは有りましたが、買い手となった会社様もその事について、柔軟に対応をしてくれました事もあり、結果的には上手くいくことができて良かったと思います。

Q:M&Aを成功された時の気持ちや心境を教えてください。

A:やはり率直な気持ちは、私としては「ひと段落したな。落ち着いたな」といった気持です。また、新たに行いたい事業があったので、「そちらに注力できるな」といった事もありますが、一番は「ほっとした」という気持ちだったと思います。

Q:当初、引き継がれる方(売却先の会社や個人)に対する希望は有りましたか?

A:そうですね、やはり弊社の社員に不平不満が大きくならない先が希望でした。
また、できることならば弊社の賃金・勤務体系より条件が良くしてもらえる先が希望なのと、もう一点は、整骨院というのは地域密着のビジネスだと思いますので、患者さんに対して、その感覚を継続して頂ける先が希望でした。

Q:とは言うものの、最終的にM&Aを成功させるまでに気持ちが折れそうになったことは有りましたか?

A:そうですね、最終譲渡契約を締結する1ヵ月前に、突然社員が退職したりして、その時に直に新しい社員(スタッフ)を入れなければならないといった状況があったのですが、なかなか新しい社員が見つからなかったので、「これは、売ってはいけない」といった神のお告げなのかな?(笑) と感じた事もありました。しかし、この売却を長いスパンで考えたときに、「やはり売却した方が自分の負担が減るだろう」と思い、それを力に頑張ったという事はありました。

Q:事業の売却後、これからやりたい事(事業)というのは、どのような物ですか?

A:これからは、メディアを使って本物の野球に特化した、良い商品ではあるが、人々に知られずに埋もれてしまっている、さまざまな野球グッズ(スポーツ用品)を世の中に広めていく活動をしてきたいと思っていますし、現在はそれを推進しています。

Q:その野球関連の事業に集中をしたくて、整骨院事業を売却された訳ですね?

A:そうですね。

Q:最後の質問になりますが、これから買収や売却を検討されている方(会社)に、一言アドバイスを頂けますか?

A:私が売却したのは整骨院の事業なのですが、事業をされる方の中にはやはり整骨院に限らず、事業をスタートする際に「自分はこんな事をしたい」と思っていると思いますが、結果的に想像(予定)していた物(事業の方向性)と違ってしまうケースもあると思います。
そのような時に、人生という長いスパンで考えると、「仕事だからしょうがない」とか「業務だからしょうがない」とか「嫌な事も時にはやらなければならない」と思うことが、一般的には美徳だと思われているかもしれません。
でも、そういう事は置いておいて、“自分は何をしたくて、健やかな生活(人生)を送るため”に、一つの選択肢として“売却”という事が頭の中にあるのであれば、売却に向けて進めていき、本当に自分がやりたい事(事業)に移行していった方が、人生としては良いのではないか?と私は思います。

Q:M&Aというのは、過去は大企業だけが可能だというイメージがみなさんには、あるのではと思います。しかしながら、そのような事は無く事業や会社のサイズが大きい会社だけが売却できる訳でなくて、事業が小さから“売却できない”というわけではない。売却するためには、必要なことがいくつかあると思いますが、今思えばこういう事が大事だったと思うことがあれば教えてください。

A:やはり、売り手として、買い手の事をしっかり考えて「もし、自分が事業や会社を買う立場だったら、どのような物が欲しいのかな?」という事を考え、売り手側として売る物(事業・会社)の状態を持っていくという事が、最も大切な事だと思います。

Q:そうなりますと、赤字より黒字を出しておくべきですね?

A:当然そうですね。自分がむしろ「売りたくない」と思えるような、知人に「なぜその事業(会社)を売ってしまったの?」と言われるような状態で、バイアウトすることが、最高だと思っています。