【ビデオ】NTT KDDI ソフトバンク分析

なんかソフトバンクの四半期の、特に年度末に向けて「売上は増えるけれども利益は減る」というのはよくわからないですね。セグメントで言う移動通信事業の。何れにしてもスプリントの事業は、なかなか思ったほど利益が上がっていかないし。スプリントって今、アメリカで3位から4位に落ちたところだと思うんだけど、スプリントを抜いて3位になったT-mobileを一緒に買おうとを思って、3位/4位連合でシェアとってやろうと思っていたんだけど、T-Mobileが買えなくなってしまった。T-Mobile買えなくなってしまったことによって目算が狂ってるので、スプリント売るかもしれないですね。可能性としては。

利益がでなくても、赤字にならなければ持っている可能性はあるけれど、その後が見えない。それを使ってコンテンツ商売ができるというのであれば、話は別だけれども。持っている意味合いっていうのがないかもしれないですね。損益を改善するための策としての大きな柱がなくなってしまったのでこの先結構厳しい気がします。

NTTに関しては非常に業績は堅調ですが、ジリジリおちている。NTTの営業利益率が10%を割ったというのがあるけれども原因は携帯の事業なんです。携帯の事業はずっと20%以上営業利益率があったんだけど
どんどん落ちているんです。docomoがiPhoneをやらなかったのは利益率が下がるから。Appleにいっぱい持ってかれてしまうから。でも、もうやらざるをえなくなった。実際はやったから、売上はそこそこ稼げるけどもAppleに持ってかれてしまうので利益率が下がる。

iPhoneの力というのはここにきてまた、非常に力を再度つけてきて、サムソンなんて業績が下がってきているんだよね。サムソンのギャラクシーだっけ?全然売れなくなってきている。売れているのは、iPhoneと、
サムソンなんかよりもっとやすい中国でいうとシャオミーとか。インドネシアとかだとだいたい1万円くらいで買えるスマホが売れてきているんです。ギャラクシーだとイメージ3万円とか4万円とかで売ってて、iPhoneだと5万円とか6万円とかなのですが、その辺の高価格なスマホがだんだんだんだん売れなくなってきている。

NTTは昔からそうなんだけど、儲かっている。docomoも大ヒットして儲かっている。儲かっているが故に大きな投資をしないんですよね。細い投資をして、マイノリティー出資がおおい。10%から20%持ってなんとかしようとする。でも、なんともならないから減損になっている。それを繰り返している。

さっきソフトバンクのところで特定株式の話がでてたけれどもなんでこんな株を、ちょっとだけもっているんだ?というのがあったんですけれど。ちょっとだけ持っているっているのはソフトバンクでも結構やっていた。グループで、10%、20% 新興のIT企業に出資してみたいなことをやってた。結果的にはうまくいかなかったので、やるんだったらもっと大規模にして、子会社にしてやっちまおうそういうイメージになって、ボーダフォン買ったわけだよね。今のソフトバンクモバイルのわけだけれども。

大規模に投資をして、グループの中に入れて売上も利益を増やしていこうとしている。ソフトバンクに関してだけれども、借金13兆円以上あってとっても大変。今利益を出しているけれども、万一利益がでなくなってしまった時には上場株をいっぱい持っているので株というのがグループの中でというわけですが、Yahooの株を持っているわけじゃないですか。Yahooは子会社なのでB/SもP/Lも連結しちゃってるのでいくら時価総額が高くてもでてこない。万一、Yahooの株を売ることになったら当然兆円単位のお金になってるわけですよ。

アリババももっているし、とにかく売ってしまったらすごい金額になる株をたくさん持っている。スプリントだって、今売るとなれば 兆円単位になる。もともと2兆円で 大赤字の状況で買って収支トントンくらいまでもってきているので2兆円以上で売れてもおかしくはない。兆円単位でのお金を作るネタというのはこの会社たくさん仕込んでいるんです。インドネシアの投資なんかたくさんやっているけれども、アリババ級はないかもしれないけれど中規模のヒットで稼いでいく可能性はある。数千億から1兆円くらいの仕込みはあるはずうまくいけば借金は返せる。

海外市場がもっとうまくいけば、ソフトバンクは、日本以外の市場で資金調達をすると思うんです。今は海外で目立ったところはスプリントしかないので やるとしたらアメリカしかないのですがスプリントは調子が悪いので今アメリカで上場しても、できると思うし、それなりにはお金は集められるとは思うけど、13兆円全部返せるほどにはならないんじゃないかな?アメリカや他の国でソフトバンク、スプリント並みの携帯で事業ができればと、いうのをずーっと狙ってる。そのことによってまとまって借金返済しちゃおうというチャンスは常に伺っている。それにむけて会社を大きくしているし、IFRSも早期適用しているのれんを償却しなくていい大きなメリットもあるけどそれは常に考えてるんじゃないかな?

KDDIが今、堅調なんだけれども、今後に向けてKDDIが細かい改善はやってると思うし家庭内の電話とインターネットと携帯電話のセット販売をしているのがこれが結構お客さんを伸ばしていて、収益を伸ばしている。収益全体を伸ばしているんだけれども、KDDI結構投資している IT系の会社に。でもこれが化けるかどうかは、結構読みづらい。爆弾をつかんでしまってるのではないか?というのが結構ある。しかも、投資は国内なんだよね。国内はこれから大爆発するところは確率だと低い。投資は海外を向いていったほうがいいと思うんだけど。

ソフトバンクは孫さんが投資判断をやってると思うんだけどKDDIはトップ主導でできるのか?やっぱりできないんじゃないかな?経営者の違いによって目先、安いところに投資するのか、わかりにくいんだけど一発あたるところに投資するのかソフトバンクはしかもその確率をあげている。その投資の違いだと思う。KDDI、NTTは財務的には安定しているのである意味今なんでもできるんだけどね。日本国内の携帯は このままずっとは増え続けないとおもうんで、どうにかしなきゃいけないんだけど。でも今新しい技術って開発してないでしょ?4G、LTEのあと。

細かい技術革新はあると思うんだけど今までは 明らかにあったじゃないですか。固定通信でもISDN、ADSL、光になった。光以降は、無線でやるとか衛星とかあるけど、今、3年後5年後に実用化するものはないじゃない?読めないんだよね。実用化するものないじゃない?技術革新が進むとすると土管をたくさん持っている会社は商売できないかもしれない。例えば 衛星になっちゃうとすると衛星持ってないと商売にならない。基地局をたくさんもっていても話にならない。だから、他の通信会社がでてきてもおかしくない。でも、今は見えない。この先どうなっているかは見えない。

そういう技術革新のところにきっと基礎研究に投資していると思うんです。そういう技術を持ってる会社の買収を検討をしているはず。それは、中期のこと。さて短期はどう伸ばしていくかそれは海外の市場を切り開いていかなければならない。そう考えると一番伸びるのはソフトバンクだよね。インドネシアなどの投資をがっつりしているけれどもほとんどパーになってしまう可能性もある。NTTはやってないから やっていてもちょこっとなのでハズレもしないしあたりもしない。まとめるとソフトバンクはせめていてB/Sなんかみると心配になってしまうけれど。とはいえ、自己資本比率20%位あるんだっけ?いや 13.5% です。13.5%でも、 超インフラ会社じゃないですか。心配ないよね。

ほとんど無形固定資産でFCCライセンスが4兆円とかあるので(注)FCCライセンス:米国連邦通信委員会が付与する特定の周波数を利用するためのライセンス子会社クリアワイヤ保有の2.5GHz帯周波数のこと。非償却資産。それが売却できるのであれば大丈夫かな。実質の純資産でいうと実質10%きっていたりするとちょっと厳しいかもしれない。とはいえ、多額のインフラを持っていなきゃいけない商売なのでB/Sだけ見て異常だとはいい切れない。

さっきから言ってますがキャッシュに変えるネタをたくさん持っているので強いよね。お金さえあればなんとかなる。PanasonicとかSONYとか業績悪くなった時に工場とか本社とか売るじゃないですか昔からもっているので含み益があるんですよね。極端な例でいうと100億でかったところが300億で売れるとかあるよね。そこは強いところかな。ソフトバンクはそんなに不動産もってないけど含み益のある株をたくさん持っているというと短期的にそんなに危険ではない。リスクを撮りつつも万が一を考えて経営されている気がします。

そんな感じでしょうか。

【ビデオ】SOAP勉強会の様子