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日医工のエーザイ子会社買収の資金調達が新株予約権である理由

日医工がすでに関連会社としているエーザイの子会社を子会社化へ向けて買収すると報道されています。

その際の資金調達の方法が新株予約権であり、予定通り予約権が行使されれば、212億円の資金調達ができるということです。今回の買収資金は170億円ですので、差額は借入れの返済などにもあてるようです。

今回の資金調達が、資金調達である理由は、株価の下落を下げるためといいますが、一般投資家向けというよりは今回の引き受けであるSMBC日興証券のリスクヘッジが目的でしょう。彼らは5,300万円のオプション料を払っていますが、必ずしもこのオプションを行使する必要はありません。行使価格を株価が大幅に下回っていれば、株式を引き受ける必要はないのです。今回の行使価格には10%のプレミアムがのっていますので、これから10%以上株価があがらないと日医工では損になります。

一般的には、これだけの株を買う見込があるわけですから、市場はその株価をターゲットに買いがはいることが多いでしょう。日医工の買収によほど市場がネガティブに反応すれば、話は別でしょうが、そのリスクは少ないとSMBC日興証券は考えているはずです。

彼らが気にしているのは、マーケット全体の動きでしょう。facebook問題も含むトランプ問題で、マーケットは非常に不安定です。マーケット全体の暴落の危険性も少なからず感じているからこそ、念のためのオプションという策をとったのでないでしょうか。

これが正しければ証券会社もマーケット暴落の可能性をかなり現実的なものと考えているということになります。

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