銀行のM&Aと仲介業務

佐賀新聞でも事業承継の問題をとりあげています。その中で、金融機関も事業承継の問題について力を発揮すべきであろう、という趣旨のコメントがされていました。
実際に地方銀行では事業承継、M&Aのチームを立ち上げ、活動をしています。実は、私はM&A業務においては、銀行が最強だと思っていて、記事にもしています(http://ma-japan.info/archives/6706)。
ここで金融機関とM&Aについて整理しておきます。監督官庁である金融庁は、金利も低く、低収益の金融機関にアドバイザリー業務などの強化をすべきと指導しております。実際にはそれほど結果が出ていないことが多いようですが、金融機関でM&Aアドバイザリー業務にも力をいれなければならないのは間違いありません。
その中でまだオフィシャルではないが、できるだけ仲介業務(売り手と買い手を同じアドバイザーが担当すること)は避けるように、指導をしているようです。仲介業務は、世界の非常識ですから、これが規制されたり、控えるようになるのは、時間の問題です。大きな流れは近いうちに必ず変わります。その兆しがすでに起きていることは皆様にもお伝えしておきます。
事業承継「経営上の問題」 県内企業8割 九州で最多|経済・農業|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE https://t.co/ePYgUmaVpt
— 大原 達朗 Tatsuaki Ohara (@ohhara_cpa) 2018年1月19日