M&Aによる起業

「M&Aによる起業」22という不思議な数字の正体とは?

大変にお足元が悪い中、ご参加いただきまして、ありがとうございます。M&Aによる起業を真剣に考えるというところがきょうのポイントですが、1時間半弱ほどの時間を頂いて、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。先に言ってしまいますと、M&Aによる起業はそれほど簡単ではありません。ただ、起業自体がそもそも簡単なものではないと思いますし、僕も8年ほど前に会社を辞めて独立開業しましたので、その自分の足跡や、今現在を見ても、起業というのはやはり簡単なことではないと思っています。一方で、起業の中で成績、成果を残し続けること、これまた簡単ではありません。ですから、どこに行っても簡単なものなどないと思います。だからこそ、選択肢を一つでも多く持っておくことは非常に重要です。私は絶対起業したいというのはいいのですが、選択肢をわざわざ狭めないほうがいいと思います。私は今の会社の中で絶対に死んでも頑張っていきたい。でも、可能性としては会社がつぶれることもあるので、そこだけで選択肢を狭めないほうがいいと思います。一つでも多くの選択肢を持っておくことはいいことです。ただ、その選択肢を選ぶためには準備をしておかなければならないことや、考えておかなければならないことがたくさんあります。その準備を事前にきちんと行い、理解をしておかなければなりません。一つは選択肢を増やしていただきたいということで、きょうの内容はそのヒントになると思います。また、この選択肢を取るとき、取りたいと思ったときに、どのような点に注意をしなければならないかというところをきょう皆さんと共有できればいいと思っています。

 ですから、きょうのキーワードはM&Aと起業です。構成としまして、8時半ぐらいまで私のほうから説明をさせていただき、その後30分程度をQAのセッションにしたいと思います。私だけではなく、他にも2名、協会から代表理事が来ておりますので、彼らにもさまざまな質問を投げ掛けていただいて、インタラクティブにやっていきたいと思っています。では、内容に入ります。

 何度がご説明をしていただいていますが、今回は前回に引き続いての第2弾となっていますので、前回の内容を簡単に振り返っておきたいと思います。これが前回使ったスライドです。前回から進歩しておらず、ここに答えを書いてしまっていますので、答えを消します。先回、22という数字を最初に出しました。前回、この22とは何の数字ですかという質問をしました。何の脈絡もなく分かるわけもありません。ジャニーズの何かのユニットの人数なのか、AKBの前のほうに居る人たちなのか、よく分かりませんが、そのような数字ではなく、ビジネスに関係する数字です。小さく書いてあります。前回の振り返りなので先に言ってしまいますが、これは2010年1年間に上場した会社の数です。ここに小さくIPOと書いてありますが、IPOとは新規上場の意味です。イニシャル・パブリック・オファリングです。去年新しく日本の市場に上場した会社が22あります。22というこの数字は多いですか、それとも少ないですか。反応があまりよくないですね。多くはないですね。22に入るのはかなり難しいと思いませんか。多分無理ですね。僕も無理だと思います。自分の会社がこの22に入るのは正直言うと難しいと思います。22とは例えるとどの程度の数でしょうか。アイドルの世界ではトップアイドルです。サッカーのチームで言っても日本代表です。野球で言っても日本代表クラスです。周囲でサッカーがうまい、あるいは野球がうまいという程度ではなかなか行けそうもありません。経営が少しうまそうなお兄さんやお姉さんでは手が届かないような数字です。この数字から新規上場するのはかなり難しいということが見て取れると思います。
 これは、前回のスライドに足したものです。22というのはこれです。かなり多かったのです。多いときは200程度ありました。見えますか。2000年やこの辺り、この辺りはそうです。新規上場は100件程度ありました。僕が勤めて上場準備などをしていたのはこの辺ですが、最も悪いところが復活しています。そして200件程度になったときですが、僕はサラリーマンをやっているときに、ここで上場する会社を何社か担当しましたが、このような感じです。今はこうです。ここからです。今年もあまり変わらないと思います。100にはとても届きません。この先恐らくそんなに大幅には増えていかないと思います。

本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。
                                                                                                                                                                                                  
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