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スズケンが海外マーケットを狙い、韓国企業と資本・業務提携へ

スズケンが海外マーケットを狙い、韓国企業と資本業務提携をすると報道されています。スズケンは医薬品卸の代表的企業で売上は2兆円を超す、超優良企業です。

将来を見据えると薬価も下がるでしょうし、保険料収入も減少することも間違いなく、人口がそもそも減少するわけですから、日本国内だけでビジネスをしているわけにはいかず、海外展開を考えざるを得ません。

しかし、海外にほとんど経験のない状態で出て行っても何もできませんから、すでに実績のある現地の企業とこのように資本提携をすることは極めて自然な流れといってよいでしょう。

問題は、スズケンが何ができるかです。卸ですから自社製品を提携先の流通網にのせることも難しいです。また薬品は国ごとに規制が異なるため、輸出も難しいでしょう。できたとしても、関税、物流コストに加え、提携先に利益を落とす必要があり、利幅もさらに薄くなってしまいます。しかし、それでも何か手を打たざるを得ないのか、あるいは外部からは分からない理由があるのかは分かりません。

スズケンではこの件に関するリリースがでていないため、詳細が分かりませんが、将来、この韓国企業を買収するための布石であれば、また事情は違うと思います。

いずれにしても海外企業とのコラボは本当に難しいものです。はやい段階で経験値を積んでおくだけでも、それは十分に大切な投資になるはずです。

 

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