東芝の決算発表前の情報漏えいと業績連動報酬制見直しの問題点
東芝が今日、9月7日に決算発表を実施し、最終赤字が350億円程度になる見込と報道されている。このニュースを見て、ああ、そうなのか、と考える皆さんは、すでに情報漏えいについてかなり鈍感になってしまっている。
東芝の決算発表は今日実施される。それまでに決算の内容は漏洩してはインサイダー取引の可能性がでてくる。したがって、正式な発表前の情報漏えいは絶対に防がなくてはならない。これが原理原則だ。こんなに重要な事件も背景でも相変わらず、関係者の誰かが、情報をリークしている。この異常な状況に気づかなければ、本質は何も変わらない。粉飾も大問題だ。しかし、この情報リークも同じように問題であることに皆が気づかなければならない。
もう1点、不正防止のため、これまで利益をベースに採用してい業績連動ボーナスをキャッシュ・ベースに変更することが検討されていると報道されている。教科書的にはこれでよいだろう。しかし、それであれば、設備投資はどうするのか、入金までに複数年かかるプロジェクトはやはり入金時の評価なのか、問題は山積だ。本質は、経営者主導の不正、粉飾会計をどうやって防ぐのかだ。仕組みではそう簡単に防げない。何より重要なのは徹底した調査で、何に、誰に問題があったのか。それが故意で悪意に満ちたものであれば厳罰を処す。不正、粉飾会計をしようと思った経営者が、そんなにキツイ罰があるのではあれば、辞めておこう、と誰もが考える体制、ルール作り、運用をしていくのがスタートラインではないだろうか。
大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa
東芝、最終赤字350億円超 東証「特設注意」指定へ :日本経済新聞 http://t.co/F7AscA7pRI
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東芝、業績連動報酬制を見直し 不適切会計の再発防止 :日本経済新聞 http://t.co/WGNUi5IfXe
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