スカイマークが負債総額700億円以上となり、民事再生を申請した。うち、大口債権者はGE系のリース会社で、147億円と報道されている。

このブログでも書いたとおり、昨年９月末時点の決算では破綻するような状態ではなかった。当時の負債総額は380億円。リース債務は16億円程度だった。

それが170億円の債務を１社に対してかかえているということはどういうことだろうか。答えはオペレーティング・リースだ。昨年３月の決算短信のオペレーティング・リース料支払総額を見ると以下のように900億円ある。オペレーティング・リースは中途解約が可能でかつ、比較的短期のリースで、航空機ではよく利用される。このうち200-300億円程度がキャンセル料等として、生じた可能性が高い。B/Sを見ているだけでは、簡単には把握できない部分だ。スカイマークの場合には、これにボーイングに対するキャンセル料負担もあるはずで、負担は軽くない。

そして、このオペレーティング・リースは節税用の商品として利用されており、スカイマークへのリース商品を購入した法人への悪影響も懸念される。

＊＊＊以下、引用＊＊＊

＊＊＊引用、ここまで＊＊＊

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

UPDATE 1-スカイマークの大口債権者、最大は147億円のＧＥ系リース会社＝申立書 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters http://t.co/WIUqZtN4sp

2015/02/04 06:16:07

 

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