ソニーの大混乱 決算報告が大幅に遅延
ソニーが大変なことになっている。昨年の１２月末に終了する第三四半期決算が大幅に遅延するということだ。本来は、２月１６日までに公表すべき決算が３月３１日に遅延する。
重要なので、ソニーのリリースを以下に全文引用しておく。要するにこの発端は金正恩のパロディー映画だ。このブログでも述べたが、結局何の目的で制作、放映したのか分からないパロディーが原因となって、ソニーピクチャーズがサイバー攻撃を受け、結果として、財務会計を含む基幹業務システムがパンクし、しばらく利用不可能になったのが今回の原因だ。
それにしても基幹業務システムまでやられるというのは相当な攻撃だろう。リリースでは、本件に関する業績への影響は精査中であるが、軽微としているというが、どうだろうか。このサイズのグローバル企業で一定期間基幹業務システムが機能せずに業績への影響が軽微ということは考えづらいのだが、、、
なお、２月４日に本件にかかる説明会が開催されるようだ。
○ソニー 2014 年度第 3 四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出のお知らせ
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/news/20150123.pdf
＊＊＊以下、引用＊＊＊
会社名 ソニー株式会社
代表者名 代表執行役 平 井 一 夫
（コード番号 6758 東 証 第 1 部 ）
問合せ先 財務部 V P 村 上 敦 子
（ＴＥＬ： 03-6748-2111(代表)）
当社は、本日、企業内容等の開示に関する内閣府令第 17 条の 15 の 2 第 1 項に規定する四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書の提出を行いましたので、以下のとおりお知らせいたします。
1. 対象となる四半期報告書
2014 年度第 3 四半期報告書
2. 延長前の提出期限
2015 年 2 月 16 日
3. 延長が承認された場合の提出期限
2015 年 3 月 31 日
4. 提出期限の延長を必要とする理由など
2014 年 11 月、当社の連結子会社であり、映画事業セグメントを構成する Sony Pictures Entertainment Inc.（以下、「ソニー・ピクチャーズ」）は、同社のネットワーク及び IT インフラに対する第三者からのサイバー攻撃を認識し、その結果、同社においてネットワーク機器の破壊や大量のデータへの不正アクセスを伴う大規模なネットワーク・IT システム障害が生じました。
危険かつ極めて高い技術に基づくものであると後に認識されるこのサイバー攻撃を受けて、ソニー・ピクチャーズは全てのネットワークを停止しました。
その後、ソニー・ピクチャーズは、ネットワーク及びシステムの復旧に努めているものの、このシステム障害が大規模なものであり、かつ、不用意な再稼働による被害拡大を防ぐための措置を講じる必要が生じたため、同社の財務・会計アプリケーションを含むビジネス活動に必要な基幹 IT アプリケーションの大部分を 2015 年 2 月上旬まで利用できないと見込んでおります。
ソニー・ピクチャーズは、当該アプリケーションの復旧後直ちに第 3 四半期決算に関する業務を開始する予定ですが、同年 2 月上旬に復旧したとしても、2 ヶ月にも渡るシステム停止期間中に入力できなかった経理処理やデータの整合性の確認に要する時間を考慮すると、2 月中旬の四半期報告書提出に向けて、同社の第３四半期決算業務を完了するために必要な時間を十分に確保することができないと見込んでいます。これらの状況を踏まえ、当社は、四半期報告書の提出期限である 2015 年 2 月 16 日までに当社の 2014 年度第 3 四半期連結財務諸表の作成及び会計監査人のレビューを完了することができないと見込んでおり、かかる理由により 2014 年度第 3 四半期報告書の提出期限延長についての申請を行いました。なお、現状を踏まえ、今回延長承認を申請する 2015 年 3 月 31 日までには、当社の 2014 年度第 3 四半期連結財務諸表の作成及び会計監査人のレビューを完了し、2014 年度第 3 四半期報告書を提出できると見込んでいます。
5. その他
2015 年 2 月 4 日に予定していた 2014 年度第 3 四半期業績発表及び業績説明会につき、同日時点では、上記の理由によりソニー・ピクチャーズの 2014 年度第 3 四半期決算業務が完了しない見込みであるものの、投資家、株主、証券アナリスト、報道関係者及びその他ステークホルダーの皆様に、同日時点での情報に基づき、合理的に開示可能な範囲で 2014 年度第 3四半期業績の最新見通しをお伝えすべく、2015年2月4日にかかる発表および説明会を行う予定です。また、このサイバー攻撃が業績に与える影響については精査中ではあるものの、現時点では軽微と認識しています。
以上
＊＊＊引用、ここまで＊＊＊
本誌は、M&Aを売り手、買い手、アドバイザーが三方良し、となるのが当たり前の世界の実現を目指しています。そのためには当事者が正しい情報を得て、安心して相談のできる場が必要です。その実現に向けて本誌は、日本M&Aアドバイザー協会で、以下のサービスやセミナーを提供しております。
| M＆A仲介・アドバイザーを事業としたい方・既にされている方へ | |||
|---|---|---|---|
| セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
| 誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
| M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
| JMAA認定M&Aアドイザー資格取得およびJMAA会員に入会 | ・資格詳細とお申し込み | 入会金33,000円 月会費11,000円（1年分一括払） | - |
| 案件サポート制度 | JMAA会員が初めてM&Aアドバイザリー業務に取り組む場合、あるいはすでに何度かアドバイザリー業務に経験があっても、難易度が高い案件の場合のための、JMAA協会が会員に伴走して案件成約に向けて協力する制度です。 お申し込みは当協会ご入会後にお知らせします。 | JMAA正会員の関与する対象案件の成功報酬の50% | - |
| 買収を検討されている企業団体様へ | |||
| セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
| 誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
| M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
| M&A買収プロセスの実践支援セミナー | ・M&A買収プロセスの実践支援セミナーの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/１時間 | 3時間 |
| 買い手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/１時間 | 1時間〜 |
| 売却を検討されている企業団体様へ | |||
| セミナー・サービス名 | 詳細 | 金額 | 時間 |
| 誰にでもわかるM&A入門セミナー | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン講座の視聴 |
無料 | 2時間 |
| M&A実務スキル養成講座 | ・会場開催の詳細とお申込み ・オンライン開催の詳細とお申込み ・M&A実務スキルの詳細 |
198,000円 | 2日間 |
| M&A売却プロセスの実践支援セミナー | ・M&A売却プロセスの実践支援セミナーの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/１時間 | 3時間 |
| M&A売り手様向け、FA契約締結前特別セミナー | ・M&A売り手様向け特別セミナーの詳細 | 33,000円 追加相談サービス 33,000円/１時間 | 3時間 |
| 売り手様向けセカンドオピニオンサービス | ・M&Aセカンドオピニオンサービスの詳細 | 33,000円 | 1時間〜 |
M&A実務を体系的に学びたい方は、M&A実務スキル養成講座
メルマガ登録はこちら
大原達朗の経営リテラシー-自ら考え、行動しよう-