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またリーク記事のシャープ業績悪化

シャープが今期、最終赤字になる見込で、人件費を緊急削減すると報道されている。同社のホームページによると、コメントは以下のとおり。

要するにリーク記事だ。正式発表前に誰かが情報を出しているわけだ。

***以下、引用***

平成 27 年1月 19 日
各 位
会 社 名 シ ャ ー プ 株 式 会 社
代表者名 取締役社長 髙 橋 興 三
(コード番号 6753)
当社の業績などに関する一部報道について
本日の日本経済新聞において、当社の業績などに関する報道がありましたが、これは
当社が発表したものではありません。
平成 27 年3月期の業績については、急激な為替の変動による国内販売の採算悪化及び
液晶事業における競争激化等の経営環境の変化により、平成 26 年 10 月 31 日に発表した
平成 27 年3月期通期の連結業績予想を下回る見通しです。業績予想の修正について検討
中であり、確定次第速やかに公表いたします。
なお、平成 27 年3月期第3四半期決算につきましては、2月3日午後1時 30 分に発
表する予定です。
以 上

***引用、ここまで***

上記リリースで、シャープは10月31日に発表した連結業績予想を下回ると述べている。その業績予想は、同日付けの決算短信によると、以下のとおり。当期純利益が300億円の見込であったのが、赤字転落となればかなりのものだ。

こんな重要な情報がリークされてしまうのはなぜか。この情報を出すと有利になる人が必ずいるはずだ。もちろん新聞社はリーク記事を欲しがっている。業績が落ちることを事前に知っていれば、株価下落を予期して、空売りもできる。これは完全なインサイダー取引だ。もう1つ考えられるのは、人件費の削減が必要な状況を少しでも早く従業員に知らせ、危機感を持たせたい、あるいは反応を見たいという企業側の思惑があることも考えられる。

いずれにしても、こういったリーク記事はアンフェアだ。上場企業は決められた時期に決められた方法で情報開示をすることになっている。それは投資家へ公平に情報提供をするためだ。こういったリーク記事はたまたまその記事を見たのか、見なかったのかという運に左右される。

シャープの業績が悪化するというニュースを数日早く、しかもアンフェアに出すことにどれだけのバリューがあり、それに対する不公平さがどれだけあるのか、という点は一度はよく考えてみたい論点だろう。

***以下、引用***
14

***引用、ここまで***

 


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