昨晩、壱岐商工会にて事業承継啓発セミナーを実施いたしました。
ちなみに壱岐はここです→地図

長崎からこんな飛行機で来ました。

さて、壱岐で１５名以上の方が集まっていただきました。そして想像を超える質問をいただきましたので、ご紹介します。

Q：M&Aとは結局どういうことだ？
A：会社の売買のことです。

Q：壱岐にはほとんど個人事業ばかり。都会の話ばかりされても役に立たない。
A：個人事業の譲渡は普通にされています。個人だからといってできないことはありません。

Q：どこかに壱岐の売りたい、買いたい、というリストがあるのか？
A：ありません。商工会の方がそれをこれから作ります。しかし、経営者の皆さんがその気になって実際に売りたい、買いたいと手を挙げていただかなければ、そのリストもできません。あれが欲しい、これが欲しいと言っているだけでは何も始まりません。

Q：話を聞いていると廃業するしか方法がないような気がしてきた。何か魔法のような方法があるかと思ってきたのだが、そんな話が聞けなかった。
A：魔法はありません。なんとなく誰かが助けてくれるということはないのです。まずは他人からいつ見られても大丈夫なように、事務所の整理整頓、帳簿の整理などをして、親族内に承継するとしたら、いったいいくら税金が必要なのか、税理士の先生とともに実際に動いて、鉛筆持って計算してみてください。

印象に残ったのは最後の質問でした。もしかすると誰かが救ってくれるかもしれない、そんな魔法があればいいな、とは経営者であれば考えることはあるかもしれません。しかし、M&A、廃業の場面に何度も立ち会ってきた経験からそんな魔法はないと断言できます。事業承継だけでなく、経営をしていくには、調べて、考えて、行動する、この３つが不可欠です。

ここまでシリアスな質問をしていただいた参加者の方に感謝申し上げます。

セミナー終了後は、横山さん（ヨコチン）推薦の「壱岐スーパーゴールド」をいただきました。樽で作っているので、ウイスキーのような薄い色が付いている味がしっかりした焼酎でした。

今日は対馬で同様のセミナーを開催します。

 

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