USJ（ユニバーサル・スタジオジャパン）の 業績がかなり好調のようだ。2014年3月期の営業利益が過去最高の242億円で、前期比較16.8%増。これは相当立派な数値だ。

ちょうど夏季休暇で初めてUSJに一消費者として、訪問したので、その印象と業績とを含めてまとめておきたい。総じて、東京ディズニーリゾート（TDR）と比較すると期待していなかったのだが、アトラクションを中心として満足度は高かった。

１）ハード

• アトラクション＝水は特に火を使ったアトラクションが多く、動きはハード。小さい子ども向けではないが、面白い。大人向けとしてはTDRより面白いかもしれない。

• 駐車場の位置が入口より遠すぎる。なぜあのような配置にしたのかまったく分からない。

• よく言われるようにパークからビルや工場が見える。TDRではありえないが、これにより、コストが下がり＝償却費負担がTDRより低いことは間違いないだろう。

• 清涼飲料水の自販機がパーク内にたくさんありペットボトルが200円で販売されている。細かいが確実に利益がとれているはずだ。

• 全体的にパーク内の飲食店はTDRより気持ち高い。チュロス450円、ハンバーガーセット（ドリンク、ポテト付き）1,100円程度など。利益率の向上への寄与は大きいはずだ。

２）ソフト

• キャストは関西っぽくフレンドリーで気持ちよかった。「もらいます」が関西弁の敬語であることはこのブログでも書いた。

• 待ち時間が人口掲示版やアプリでも見れるのだが、基本的にウソ。60分待ちといっているが、たいてい半分くらいの待ち時間でいける。ただし、ハリポタだけは３時間40分待ちと言われ、実際には２時間40分待ちだったが、やはりオフィシャルな表示よりはだいぶ短かった。キャストにも聞いたが、だいぶ長めに表示しているということだった。

• ハリポタは、今のUSJの看板で長い行列ができていた。列が進まないと思うとどうやらE-パスというTDRでいうとファストパスに相当するが、有料かつ高額のチケットを持っている顧客を先に通すため、通常列がとまっていたようだった。このE-パスも利益への貢献は大だろう。ハリポタに優先で乗れるE-パスは4,400円もする。ちなみにワンデイパスは6,980円。セットで12,000円近くにもなってしまう。また、外の暑い中で行列があるにもかかわらず、アトラクション建屋内はスカスカでもっと早く、ここに行列を誘導してほしかった。

• 年間パスをお持ちですか？と買い物をするたびに言われた。何かの特典があるようだが、年間パスキャンペーンをやっていて、12,800円で年間パスポートをキャンペーンで出していた。この年間パス利用者はかなり増えているのではないか。売上への影響は大きいだろう。

大原 達朗 Tatsuaki Ohara@ohhara_cpa

ＵＳＪ、過去最高の営業利益２４２億円　昨年度決算 – 朝日新聞デジタル http://t.co/WRRHdeLod5

2014/08/27 18:17:48

 

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